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食を軸に進化する
ビッグデータ連携基盤

「CLUB JT」喫煙所MAPの飲食店情報を劇増させた「Food Data Platform」

喫煙者御用達、現在地から最寄りの喫煙所を探すことができるJTの「喫煙所MAP」。喫煙スポット掲載数日本最大級のこのサービスへ飲食店データを提供しているのが、Rettyの「Food Data Platform(FDP)」です。FDPはRettyに日々蓄積される食領域のビッグデータを企業のサービスや各種プラットフォームとシームレスに連携し、新たな体験やサービスの創出を推進しています。

FDP導入以前の課題や導入後に実現できたことを、日本たばこ産業株式会社で喫煙所MAPを手がける見田 亮介さんと邵 萌さんに伺いました。

喫煙所MAPに必要な飲食店情報を増やすために

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FDPを導入することになった背景を教えてください。

邵さん

喫煙所MAPはCLUB JT内のコンテンツとして2020年3月にリリースされ、現在では173万人のユーザーさんにご利用いただくまでに成長しました。CLUB JTは会員向けオンラインサービスですが、喫煙所MAPは誰でも自由に閲覧することができるのが特徴です。


邵 萌さん
日本たばこ産業株式会社 日本マーケット デジタルマーケティング推進部 主任
2019年にJTへ入社。セールスグループにて大手企業向けの法人営業を経験後、オンラインストアを運営する子会社に出向し、物流業務とCS業務に従事。2022年にJTへ出向復帰。2023年よりCLUB JTの喫煙所MAPを担当。

喫煙所MAPが生まれたきっかけは、2020年4月に全面施行された改正健康増進法です。喫煙環境を取り巻く規制が増えることで、飲食店を中心に喫煙可能なスポットが減っていくことが予測できました。もちろん望まない受動喫煙をなくすために決まった必要なルールですが、喫煙者のみなさまにとっては外出中の喫煙場所に困ることが増えるでしょう。


そこで、我々が保持する喫煙データをオンラインで多くの方にお伝えできれば、喫煙者のみなさまのお困りごとを解決できるのではないかと考えました。さらに、喫煙スポットをすぐに見つけられるようになることで、歩きたばこやポイ捨てといった社会課題の解決にもつなげたいという意図もありました。


ただ、我々の元にあるデータの多くは街の喫煙所に関するもので、飲食店の喫煙情報は多くはありません。そこで、飲食店を中心に喫煙スポットのデータを増やすことと、その精度を持続的に担保するため、FDPの導入を決めました。


データ提供だけでなく伴走して取り組みを発展させる

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導入の決め手はなんでしたか?

見田さん

第一に、一括で多くの飲食店情報をいただけることです。情報量が豊富な一方でコストは抑えることができています。

見田 亮介さん
日本たばこ産業株式会社 日本マーケット デジタルマーケティング推進部 課長代理
2011年にJTへ入社。セールスグループにて個店営業を実施。2019年よりデジタル領域へ異動し、CLUB JTの喫煙所MAPを担当。2023年より同領域にて喫煙者向けのキャンペーンを担当中。

邵さん

喫煙所MAPに登録された飲食店のスポットは現在約78,000件ありますが、FDPがなければ数千件に留まっていたのではないでしょうか。

見田さん

そうですね。改正健康増進法で飲食店の喫煙情報も大きく変化があったはずです。そのような中でこだわりを持って、吸える吸えないだけではなく吸える場所やたばこの種類まで、情報の精査にイチから取り組んでくださったのはありがたかったです。ある意味”しつこさ”まで感じました。


スポット数ももちろんですが、それに紐づいてお料理やお店の内観・外観などの画像も提供いただいているので、ユーザーのみなさまが飲食店の雰囲気を知るのに役立つんですよね。

邵さん

喫煙者のみなさまにとって、たばこが吸えるか否かは飲食店選びにおける重要な要素です。喫煙所MAPにある飲食店の喫煙情報が増えたことで、ユーザーのみなさまにとってのマップの価値が高まったのではないかと思います。


「お店の外で吸えるのか席で吸えるのかなど、詳細まで書かれているのが便利」など、ユーザーのみなさまからお声もいただいていますよ。

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情報の量や種類の豊富さが役立っていてよかったです。

見田さん

また、親身になって伴走してくれる点も決め手のひとつになりました。データをAPIで連携して終わりではなく、さらに課題をヒアリングして解決策を提案し続けてくれる発展性や柔軟性が魅力です。

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具体的にはどのような伴走がありますか。

邵さん

週次で打ち合わせをして、各種施策の進捗レポートを元に検証して改善サイクルをスピーディに回してくださっています。

見田さん

定常的な業務だけではなく、他にもさまざまなご提案を柔軟にいただいていて取り組みに幅が広がります。コロナ禍で疲弊している飲食店のみなさまへの支援プロジェクト(※)をRettyさんとCLUB JTで行なったこともありました。CSRのパートナーとしてもご一緒でき、感慨深かったですね。


※「サポ食」プロジェクト
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000004025.html

FDP導入によってJTへの好意的な認知につながる

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お付き合いを始めてからこれまでの満足度はいかがでしょうか。

邵さん

満足度は非常に高いです。喫煙所MAPを支えてくださっているのがFDPだと思っているので、本当に助けられています。

見田さん

はい。FDP導入によって喫煙所MAPが充実することで、ひいてはCLUB JTやJTの好意的な認知にもつながっていますよ。

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FDPの導入を検討している方によっては、何ができるのかイメージがわかないという方もいらっしゃるかもしれません。JTさんのように活かしていただくためにはどうしたら良いでしょうか。

見田さん

その辺はあまり深く考え込まずに、ちょっとこういった悩みがありますというスタンスで相談するのがオススメです。Rettyさんからご提案やサポートがあるので、ハードルは低いのではないかなと思います。


これは余談ですが、僕が担当になった時も邵さんが担当になった時も、Rettyさんが勉強会をやってくださったんです。過去の経緯から今までの流れを整理して説明してくれたことが記憶に残っています。これも伴走ですよね。

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ありがとうございます。最後に、喫煙所MAPのご展望をお聞かせください。

邵さん

喫煙者のみなさまにとって必要不可欠なサービスにしていきたいです。たとえば、飲食店探しをする時にはまず最初に喫煙所MAPを開いてもらう。時間がある時にふと喫煙所MAPを眺めて、興味のあるスポットを探してみる。そうやって喫煙者のみなさまに寄り添うサービスになることが目標です。


そのためにはますますの情報の拡充が必要になります。引き続きお力添えをいただき、FDPのデータ活用などができたら嬉しいです。個別の飲食店の喫煙環境はどうしても移ろうものなので、情報精度も両社でどんどんよくしていきたいですね。

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ますますの情報の拡充をFDPとともに目指すJTの喫煙所MAP。Rettyも引き続き伴走し、喫煙者のみなさまにさらに寄り添うサービスづくりを後押ししていきます。

導入企業/サービス

日本たばこ産業株式会社

日本たばこ産業株式会社